東洋鍼灸専門学校
本日のセミナー会場は「東洋鍼灸専門学校」でした。
「古典へ還れ」の号令のもと、経絡治療にも影響を与えこの学校の創始者でもある柳谷素霊氏の言葉が壁にあり、思わず写メしちゃいました。
現在でこそ鍼灸の治効研究が盛んですが、実は昭和初期にも鍼灸の科学性が問われていました。
なかなか、心にグッと感じますね。当時の意気込みを感じます。
鍼灸を「科学」の視点で解明する努力はすべきであると思いますが、「科学」の視点だけで見てもらいたくはありません。「宗教」「哲学」「思想」の視点でも是非研究してもらいたいです。
鍼灸は病気のイチ治療手段ではなく、病人を診ていくからです。
病気が治癒してもその患者が不幸であれば、喜ぶ鍼灸師はいないでしょう。逆に病気が治らなくても、死が近づいていたとしても、その患者が幸せなら鍼灸師は嬉しいと思います。
by 五味哲也