ケニアのテロ
深夜、仕事をしながらよく聞くのがTBSラジオ。
発信型ニュースプロジェクトとして、一つのテーマを専門家を交えながら掘り下げていきます。
日本ではあまり取り上げられなかった、ケニア・ナイロビのテロについて取り上げていました。
単なるイスラム過激派のテロではなく、隣国ソマリアのこれまでの経緯から説明していました。
アフリカの多くは国の中にいろんな部族や伝統宗教が存在し、いっそう事態を複雑化しています。
国の国境なんて欧米が勝手に線引きしたものだし。
事件の場所になったウェストゲートショッピングモールは日本人も多く訪れる場所です。
テロのあった日は、日本人学校で日本人祭りがあった為に多くの在ナイロビ日本人はそっちへ参加していたため、今回被害にあう方はいなかったそうです。(友人 談)
私もナイロビでひやっとしたことがあります。
繁華街を全盲の生徒と一緒に歩いていたら、30人くらいの群衆が必死な形相で向かってきます。
私は生徒の手を引いていたので、身動きできず群衆は私たちを避けながら後方へ。
そのあと、催涙弾を打ちながら警官隊が向かってくる。
げっ、巻き込まれるか!実弾か!
と、ビビりましたが警官隊も我々を無視して走り去っていきました。
生徒が冷静に言うには、路上で無許可で物品を販売している人を警官隊が追っ払ったんだ、とのこと。
周りのケニア人もそんなに驚いてない平静な様子。
俺らには関係ない、路上で物売りなんかしてるからダメなんだ、となんだか冷たい・我関せずみたいな態度も、日本にはないと思いました。
もしかしたら、今回の事件も金持ちが狙われて俺らには関係ない、なんて思ってるかもしれませんね。
日本だったら、大変なことですが…
いずれにしても、途上国では外にでることは戦いに行くようなものかもしれません。
日本はまだまだ平和だなあ…
by 五味哲也