DIE

新聞に「延命措置を望まない」と投稿がありました。
認知症など自分で判断できる前に一筆書く事で、意味のない延命はしないでくれとのことでした。

私が、この世界に入ったころは延命処置が美徳であり、周りの家族や医療者も最後の最後まで医療処置を施すのが最善という風潮がありました。(職務上医師は仕方ありませんが)

ちなみに私は周りの人に65歳が私の人生の終了だと言っています。
すると皆笑いますが、自分の人生の終了を意識している同年代に会った事がありません。

ゴールがあるマラソンとゴールがいつかわからないマラソンでは走り方が変わってきます。
頂上がわかっている登山と、頂上がどこまでかわからない登山では景色の見方が違います。

「死」を意識することは「生」を意識することです。
「死」と「生」は表裏の関係です。

すると私の人生の残りが30年です。それまでやりたいことの筆頭にはり灸を通じて多くの人が癒され、安心し患者さんの人生を良くすることが私の使命です。
鍼師として人生を全うしたいです。

もし65歳を過ぎたら?
それ以降はおまけみたいなもので、全ての事象に感謝して生活したいとおもいます。

by 五味哲也

(旧)鍼灸治療

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