災害鍼灸ボランティアチームの集まり
ちょっと前の事ですが、東日本大震災で各地から参集した鍼灸マッサージ師達(個人も団体も)が集まる機会がありました。
非常に残念な話ですが、私達が所属している鍼灸師会は軒並み、初動が遅れてました。遅れるどころか何とか動いた、と表現するのが適当かもしれません。
私が所属している会の会報には、震災前「今後公益社団法人化します。これは行政と私達が一体となっていくものです…」みたいな文章が載ってましたが、我が国1000年に1度と言われる災害にもなんの動きもありませんでした。
そんな中、個々人の思いは別格でした。
ある団体は参加治療家数百人にも膨れ上がりました。
小規模の学会レベル、又は個人レベルでそれぞれが治療家の技術で何かお役に立てないか、との思いで被災地に向かいました。
そんな大小の集まりの代表者が集まり、この経験を今後来る次回の震災にどう生かしていくのかなど、様々な角度で話がされました。
鍼灸マッサージ師は個人事業主の小さな存在ですが、非常に大きな力を発揮できる職業です。
一つになってこの国の危機に対して貢献できるようになれれば良いですね。
by 五味哲也